ホームページ作成サービスの選び方、失敗しない5つのポイント


「よし、自分のホームページを作るぞ!」と意気込んで、いざ作り方を調べてみた瞬間、びっしりと並ぶサービス名に固まってしまった経験、ありませんか?
無料で作れるものから、高機能なものまで、選択肢が本当にたくさんありますよね。デザインがおしゃれなサービスに惹かれたり、「とにかく安く!」と思って選んだり。でも、その選び方、もしかしたら後で「しまった…」と後悔する原因になるかもしれません。
実は私も、昔お店のサイトを作ろうとして、安さだけで選んでしまい、後から欲しい機能が追加できなくて結局作り直した…なんて苦い経験があるんです。だからこそ、表面的な情報だけで飛びつく前に、ちょっとだけ立ち止まって考えてほしいポイントがあるんです。今回は、そんな失敗を避けるための「考え方の順番」のようなものをお話ししたいと思います。
ポイント1:まず「ゴール」を決める - あなたのホームページは何屋さん?
意外と見落としがちなのが、この「何のためにホームページを作るのか?」という根本的な問いです。ここが曖昧なままだと、どのサービスが合っているかなんて判断できないんですよね。車の免許を取りに行くのに、F1マシンを選んだりはしないのと同じです。
名刺代わりのシンプルなサイト?
会社やお店の基本的な情報(住所、電話番号、事業内容など)が伝わればOK、という場合です。凝った機能は要らないけれど、信頼感のあるきちんとした見た目が欲しい、というニーズですね。この場合は、シンプルで更新が簡単なサービスが向いています。
商品を売りたいネットショップ?
オンラインで商品を販売するのが一番の目的。そうなると、決済機能や在庫管理、顧客管理といった「ネットショップ機能」が必須になります。デザイン性ももちろんですが、運営のしやすさや手数料の安さが重要になってきます。
情報を発信するブログやメディア?
自分の知識や活動を発信して、ファンを増やしたり、集客につなげたりするのが目的。この場合は、記事の書きやすさや、SEO(検索エンジンで上位に表示されやすくする対策)のしやすさがサービスの決め手になることが多いです。
- □ とにかく会社の存在を伝えたい(名刺代わり)
- □ 作品や実績を見せるポートフォリオが欲しい
- □ ネットで商品を販売したい(ネットショップ)
- □ ブログで情報を発信して集客したい
- □ イベントやレッスンの予約を受け付けたい
ポイント2:「誰が」「どこまで」やるかを考える - スキルと時間のリアルな話
次に考えたいのが、スキルと時間という、とても現実的な話です。いくら高機能なサービスを選んでも、使いこなせなければ意味がありませんし、忙しくて更新できないなら宝の持ち腐れになってしまいます。
パソコン操作は得意?苦手?
正直なところ、パソコンの操作にどれくらい慣れていますか?「ドラッグ&ドロップで直感的に操作できます!」と書かれていても、その「直感」が人によって結構違うんですよね。スマホアプリのような感覚でサクサク進めたいのか、少し専門的でも細かく設定したいのかで、選ぶべきサービスは変わってきます。
更新は週に1回?年に1回?
ホームページは作って終わりではありません。例えば、新しい商品が入荷したら写真をアップしたり、定休日のお知らせを載せたり。この更新作業をどれくらいの頻度で行うか、考えてみてください。頻繁に更新するなら、ログインしてすぐに編集できる手軽さが重要です。逆に、一度作ったらほとんど更新しないなら、初期設定が多少面倒でも問題ないかもしれません。
補足:テンプレートと自由編集の違い
多くのサービスでは、プロが作ったデザインの「テンプレート」が用意されています。これを使えば、写真や文章を入れ替えるだけで、すぐにおしゃれなサイトが完成します。一方で、「自由編集」を売りにしているサービスは、白紙の状態からブロックを組み合わせるように、かなり自由にレイアウトできます。どちらが良いというわけではなく、手軽さをとるか、独創性をとるか、という話なんです。
ポイント3:隠れたコストを見抜く - 「無料」や「格安」の裏側
やっぱり気になるのがお金の話。でも、月額料金の安さだけで判断するのは少し危険です。後から「え、これも別料金なの!?」とならないように、トータルでかかる費用を把握しておきましょう。
「ずっと無料」は本当?広告や機能制限の壁
無料プランはとても魅力的ですが、多くの場合、いくつかの制限があります。例えば、サービス提供元の広告が表示されたり、独自ドメイン(「○○.com」のようなオリジナルのアドレス)が使えなかったり、使える機能が限られていたり。ビジネスで使うなら、広告非表示や独自ドメインが使える有料プランへのアップグレードが前提になることが多いです。
ドメイン代、サーバー代…月額料金以外に必要なもの
ホームページ作成サービスは、基本的に「家を建てるための道具と土地」を貸してくれるようなもの。月額料金にはその利用料が含まれています。ただ、サービスによっては「独自ドメイン」の費用が別途必要になることがあります。年間で1,000円~数千円程度ですが、これもコストの一部です。
ネットショップの手数料も忘れずにチェック
もしネットショップを開くなら、月額料金に加えて「販売手数料」や「決済手数料」がかかるのが一般的です。商品が売れるたびに、売上の数%が手数料として引かれる仕組みですね。この手数料率がサービスによって結構違うので、しっかり比較したいポイントです。
サービスタイプ | 料金帯の目安(月額) | 主な特徴 | どんな人向け? |
海外発・高機能タイプ (例: Wix, Squarespace) | 1,000円~4,000円程度 | デザイン性が高く、機能が豊富。自由度が高い反面、少し慣れが必要な場合も。 | デザインにこだわりたいクリエイターや、多機能なサイトを作りたい人。 |
国産・シンプルタイプ (例: ペライチ, Jimdo, PAGEKit) | 無料~3,000円程度 | 操作が比較的簡単で、日本語サポートが手厚い。シンプルな1ページサイトから始めやすい。 | とにかく手軽に始めたい初心者や、名刺代わりのサイトが欲しい人。 |
EC特化タイプ (例: Shopify, BASE) | 無料~数万円 | ネットショップ運営に必要な機能が揃っている。販売手数料がかかることが多い。 | 本格的にネットショップを運営したい人。 |
ブログ・CMSタイプ (例: WordPress.com) | 無料~5,000円程度 | ブログ機能が強力でカスタマイズ性が高い。プラグインで機能拡張できるが、専門知識が必要な場面も。 | 情報発信をメインにしたいブロガーやメディア運営者。 |
※上記はあくまで一般的な傾向です。各サービスの最新の料金や機能は公式サイトでご確認ください。
ポイント4:将来の「やりたいこと」を想像する - 成長できるホームページか?
今はシンプルなサイトで良くても、1年後、2年後には「ネットショップも始めたいな」「予約機能を追加したいな」なんて思うかもしれません。その時に、スムーズに機能を追加できるかどうかは、とても大事な視点です。
最初は小さく、後から機能を追加したい
サービスによっては、プランをアップグレードすることで機能を追加できるものもあれば、そもそも特定の機能が用意されていないものもあります。「大は小を兼ねる」で最初から高機能なプランを選ぶのも手ですが、コストがかかります。将来やりたいことが、今のサービスで実現可能か、事前に軽く調べておくと安心です。
もしサービスを引っ越したくなったら?
万が一、使っているサービスが合わなくなって、他のサービスに「引っ越し」したくなる可能性もゼロではありません。その時に、今まで書いたブログ記事や登録した商品データを簡単に出力(エクスポート)できる機能があると、引っ越し作業がぐっと楽になります。この点も、地味ですが意外と重要なポイントなんですよ。
ポイント5:最後はやっぱり「フィーリング」 - 無料体験でとことん試す
ここまで色々と理屈っぽい話をしてきましたが、最後は「自分に合うかどうか」というフィーリングが決め手になります。ほとんどのサービスには無料プランや無料お試し期間が用意されているので、これを活用しない手はありません。
管理画面は直感的に使える?
気になるサービスを2〜3個に絞ったら、実際に登録して管理画面を触ってみましょう。「あ、このボタンはこういう意味か」「この設定はどこでするんだろう?」といった使い心地は、実際に触ってみないと分かりません。毎日使うかもしれない場所なので、ストレスなく操作できるかは本当に大事です。
実際に簡単なページを作ってみる
「会社概要」や「自己紹介」など、簡単なページを1つ作ってみるのがおすすめです。文字の大きさを変えたり、画像を挿入したりといった基本的な操作を試す中で、「このサービス、私に合ってるかも!」とか「ちょっと分かりにくいな…」といった感覚がつかめてきます。
□ 管理画面の第一印象は分かりやすいか?- □ 文字の入力や装飾はスムーズにできるか?
- □ 画像のアップロードや配置は簡単か?
- □ スマホで見た時の表示は綺麗か?(プレビュー機能)
- □ ヘルプやサポートページは充実しているか?
あなたの状況別・実践的なアプローチ
ここまで5つのポイントをお話ししてきましたが、あなたの今の状況によって、どこに重点を置くかが変わってくると思います。最後に、状況別の考え方を少しだけ整理してみますね。
初心者の方へ
まずは難しく考えすぎず、ポイント5の「無料体験」を最優先してみてください。国産のシンプルなサービスを2つほど試してみて、操作がしっくりくる方を選ぶのが失敗の少ない方法です。最初は無料プランで始めて、必要になったら有料プランに切り替える、というステップで十分だと思います。
ある程度経験のある方へ
ポイント1の「目的」をより具体的に深掘りしてみましょう。「集客したい」ならSEOに強いサービス、「ブランディングを高めたい」ならデザイン性の高いサービス、というように、目的に合わせて候補を絞り込みます。その上で、ポイント3の「コスト」、特に販売手数料や追加機能の料金をしっかり比較検討するのがおすすめです。
本格的に取り組みたい方へ
ビジネスの成長を一番に考えるなら、ポイント4の「将来性」が最も重要になります。API連携や外部ツールとの連携、データのインポート・エクスポート機能など、事業拡大に対応できる柔軟性があるかを確認しましょう。初期費用や月額料金が多少高くても、長期的な視点で投資対効果を判断することが大切です。
まとめ
ホームページ作成サービスの選び方って、本当にたくさんの選択肢があって迷いますよね。でも、今回お話しした5つのポイントを順番に考えていけば、自分にとっての「正解」がきっと見えてくるはずです。
- ポイント1:目的の明確化 - まずはホームページで何をしたいのかをはっきりさせる。
- ポイント2:スキルと時間の確認 - 自分のスキルレベルや、更新にかけられる時間を正直に考える。
- ポイント3:トータルコストの把握 - 月額料金だけでなく、手数料や追加費用もチェックする。
- ポイント4:将来性の考慮 - 将来機能を追加したり、引っ越したりする可能性も視野に入れる。
- ポイント5:無料体験の活用 - 最後は実際に触ってみて、自分との相性を確かめる。
完璧なサービスというものは、残念ながら存在しません。でも、あなたの目的や状況にぴったり合った「最適なサービス」は必ず見つかります。この記事が、その第一歩を踏み出すための地図のような役割を果たせたら、とても嬉しいです。
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