ホームページ制作の費用、相場が分かりにくい本当の理由と予算の決め方

ホームページ制作の費用相場についてノートパソコンで調べている男性

いざ自社のホームページを作ろうと思って制作会社のサイトを見てみても、「料金:応相談」や「お見積もりはこちら」という表示ばかりで、「結局いくらかかるの?」と不安になった経験はありませんか?

料金がハッキリ書かれていないと、なんだかすごく高い金額を請求されるんじゃないか、なんて勘ぐってしまいますよね。私もこの業界にいるからこそ、その気持ちはよく分かります。

でも、これは制作会社が意地悪で価格を隠しているわけではないんです。実は、ホームページは作る目的によって、中身がまったく変わる「オーダーメイド品」に近いからなんです。例えるなら、「家を建てたい」と言っても、平屋のシンプルな家と、3階建ての豪華な家とでは、値段が全く違うのと同じです。

だからこそ、大切なのは「相場はいくら?」と焦る前に、まず「自分は何のためにホームページが欲しいのか?」を考えること。ここがハッキリすれば、払うべき費用の輪郭が自然と見えてきますよ。

まず考えるべきは「目的」。あなたのホームページで何を実現したいですか?

ホームページの目的をホワイトボードに書き出して整理している様子

いきなりですが、少しだけ考えてみてください。あなたがホームページを持つことで、ビジネスにどんな良いことが起きてほしいですか?

  • 会社のパンフレット代わり。きちんと存在することを示して、お客様に安心感を与えたい。
  • 新しいお客様からの問い合わせや、見積もりの依頼が欲しい。
  • 自社の商品や作品を、ネットで直接販売したい。
  • 良い人材を確保するために、採用活動で会社の魅力を伝えたい。

目的が違えば、必要なページや機能も変わってきます。例えば、会社案内のためなら数ページのシンプルなサイトで十分かもしれません。でも、ネットで商品を売るなら、ショッピングカートや決済機能といった複雑な仕組みが必要になりますよね。これが、費用が変わる一番大きな理由なんです。

ホームページの作り方、3つの選択肢を比べてみよう

目的がある程度ハッキリしたら、次は「どうやって作るか」です。作り方によって、費用や手間が大きく変わってきます。主な選択肢は、大きく分けてこの3つ。それぞれの良い点、気になる点を正直に見ていきましょう。

依頼先費用感こんな人におすすめ
制作会社50万~数百万円予算に余裕があり、デザインや機能にこだわりたい。ウェブ戦略全体を相談したい。
フリーランス10万~80万円ある程度費用を抑えつつ、オリジナリティも欲しい。信頼できる人を見つけられる。
自分で作る
(作成サービス)
月額数千円~とにかくコストを抑えたい。専門知識はないが、自分で情報を更新していきたい。

選択肢1:制作会社に依頼する

プロのチームが、企画からデザイン、制作、公開後のサポートまで一貫して行ってくれます。品質は最も期待できますが、その分、費用は高額になる傾向があります。大規模なサイトや、複雑なシステムが必要な場合に頼りになる存在です。

選択肢2:フリーランスに依頼する

個人で活動しているデザイナーやエンジニアに頼む方法です。制作会社より費用を抑えやすく、柔軟な対応を期待できるのが魅力。ただし、スキルや実績は人それぞれなので、信頼できる人を見極める目が必要です。

選択肢3:自分で作る(ホームページ作成サービス)

最近増えているのがこの方法です。月額数千円程度の費用で、専門知識がなくてもホームページを作れるサービスを利用します。「自分で作る」と聞くと難しそうですが、SNSの投稿やスマホアプリを操作するような感覚で、見たまま編集できるものがほとんどです。

「自分で作る」が気になった方へ。もう少し詳しくお話しします

自分でホームページ作成サービスを使いながらサイトを編集している女性

「専門知識がない自分に、本当に作れるの?」と思いますよね。実は、私たちの「PAGEKit」も、まさにそういった方々のためのホームページ作成サービスなんです。

PAGEKitは、ドキュメント編集アプリのように、文字を打ち込んだり写真を貼り付けたりする直感的な操作でページが作れます。文章を考えるのが苦手…という方のために、AIが文章作成をお手伝いする機能も付いています。

「費用が分かりやすい」という安心感

PAGEKitの料金は、初期費用0円。月々の利用料だけでホームページの運営が可能です。例えば年間契約なら月額1,466円から始められます。この料金には、通常は別でかかるサーバー代やドメイン代も全て含まれているので、「後からよく分からない追加費用を請求された…」なんてことにはなりません。

もちろん、操作で分からないことがあれば、私たちサポートチームがメールで丁寧にお手伝いします。専門的なご質問から「こんな時どうしたら?」といった運用のご相談まで、お客様に寄り添ったサポートを心がけています。(※恐れ入りますが、電話でのサポートは行っておりません。その分、サービスの価格を抑え、メールでのお問い合わせには1営業日以内を目処にしっかり回答させていただいています。)

もし、あなたが「コストはできるだけ抑えたい」「でも、お知らせやブログは自分で手軽に更新したい」と考えているなら、私たちのサービスのような選択肢は、きっとしっくりくるんじゃないかと思います。

ネットショップも手数料無料で
ちなみに、PAGEKitではネットショップ機能も利用できます。驚かれることが多いのですが、商品が売れた際の販売手数料は一切かかりません。これも、月額費用だけでご利用いただける機能の一つです。

見落としがち!ホームページ公開後の「維持費」も忘れずに

ホームページは、作って終わりではありません。公開し続けるためには、維持費がかかります。

  • サーバー代:ホームページのデータを置いておく場所代。年間数千円~数万円。
  • ドメイン代:「〇〇.com」のような住所代。年間数千円程度。
  • 更新・メンテナンス費用:制作会社に修正を頼むとかかる費用。月額契約や都度払いの形があります。

制作会社やフリーランスに依頼した場合、これらの費用が制作費とは別に毎年・毎月かかってくることがほとんどです。一方で、PAGEKitのような月額制のサービスは、これらの維持費がすべて月額料金に含まれていることが多いので、予算管理がしやすいというメリットがあります。

まとめ:自分に合った予算と方法を見つけるために

ここまで色々な選択肢を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。結局のところ、「誰にとっても一番良い方法」というものは存在しません。あなたのビジネスの目的や状況によって、最適な選択は変わってきます。

制作会社にいきなり連絡する前に、まずはご自身の状況を整理してみるのがおすすめです。

予算決めのためのセルフチェック

  • ホームページを作る一番の目的はなんですか?
  • どんな情報や機能を載せたいですか?
  • デザインに、どこまでこだわりたいですか?
  • お知らせなどを、自分で更新したいと思いますか?
  • かけられる予算の上限は、だいたいいくらくらいですか?

もし「自分で作る」という選択肢に少しでも興味が湧いたら、まずは試してみるのが一番です。多くの作成サービスには無料のお試し期間があります。

もちろん、私たちのPAGEKitも30日間、無料で全ての機能をお試しいただけます。実際に触ってみて、「これなら自分でもできそうだな」とか「やっぱりプロに任せた方が良さそうだな」と判断する。それが、後悔しないホームページ作りへの、一番確かな一歩かもしれませんね。