サイト立ち上げ後の必須設定:忘れがちな重要項目チェックリスト

サイト立ち上げ後の設定項目をノートパソコンで確認している人物

ご自身のホームページ公開、本当におめでとうございます! デザインを考え、文章を練り、やっと「公開」ボタンを押した瞬間は、感慨もひとしおですよね。

でも、その直後、ふとこんな不安がよぎりませんか?

「あれ…? これで全部終わりだっけ?」「何か大事なこと、忘れてないかな…?」

そうなんです。ホームページ作りは、家を建てるようなもの。サイトを公開するのは、いわば「家が完成した」段階です。でも、快適に、そして安全に暮らし始めるためには、電気やガスの開通、セキュリティの確認といった「暮らし始める前の最終チェック」が欠かせません。

この記事では、サイトを公開した後に「これだけは確認しておきたい!」という必須設定を、実用的なチェックリスト形式でまとめました。専門的なことはよく分からない…という方でも大丈夫です。一つずつ一緒に確認していきましょう。

【守りの設定】まずはサイトの信頼性と安全を守るチェックリスト

サイトのセキュリティ設定を象徴する鍵と盾のアイコン

まずは、訪問してくれたお客様に安心してサイトを見てもらい、万が一のトラブルを防ぐための「守り」の設定です。ここは一番大事な土台の部分なので、最優先でチェックしてみてください。

  • ✅ SSL化(https://)は設定されているか?
    サイトのURLが「http://」ではなく「https://://」で始まっているか確認しましょう。SSL化は、サイトと訪問者の間の通信を暗号化する仕組みで、今や必須の設定です。これがないと、ブラウザに「保護されていない通信」などの警告が表示され、訪問者に不安を与えてしまいます。ホームページ作成サービスを利用している場合、自動で設定されることが多いです。ちなみに、私たちのPAGEKitでは、すべてのプランでSSLが標準で有効になるので、特別な作業は必要ありません。

  • ✅ お問い合わせフォームは正しく動くか?
    フォームは、お客様との大事な接点です。必ずご自身でテスト送信をして、設定したメールアドレスに通知が届くか、自動返信メールがお客様役の自分に届くかを確認しましょう。意外と「通知メールが届かなかった…」というケースは多いんです。

  • ✅ スパム対策はできているか?
    お問い合わせフォームを設置すると、海外からの迷惑メール(スパム)が届くことがあります。これを防ぐために「私はロボットではありません」のようなチェックを入れる「reCAPTCHA」などの仕組みを導入しておくと安心です。

  • ✅ フッターのコピーライト表記は正しいか?
    サイトの一番下にある「© 2024 会社名」のような表記です。この年号がテンプレートのまま古い年号になっていないか、会社名や屋号は正しいかを確認しましょう。細かい部分ですが、信頼性に関わります。

  • ✅ サイト内のリンクは切れていないか?
    ページ内のボタンやテキストリンクをクリックして、ちゃんと目的のページに飛ぶか確認しましょう。「ページが見つかりません」と表示されると、訪問者をがっかりさせてしまいます。

【攻めの設定】見つけてもらう、分析するためのチェックリスト

サイトのアクセス分析グラフと検索エンジンをイメージしたイラスト

守りを固めたら、次は「攻め」の準備です。せっかく作ったサイトを、一人でも多くの人に見つけてもらい、今後の改善につなげるための設定を行いましょう。

  • ✅ サイトのタイトルや説明文は設定しましたか?
    Googleなどで検索した時に表示される、ページの題名(タイトルタグ)と要約文(meta description)です。ここが設定されていないと、検索結果で何のお店やサービスか伝わりにくくなってしまいます。「地域名+業種」など、お客様が探しそうなキーワードを入れるのがポイントです。

  • ✅ Googleサーチコンソールと連携しましたか?
    これは、Googleに「新しいサイトができましたよ!」と知らせるための無料ツールです。連携しておくと、どんなキーワードで検索されているかなどが分かり、サイトの健康状態もチェックできます。

  • ✅ Googleアナリティクスと連携しましたか?
    こちらも無料のアクセス解析ツールです。どれくらいの人がサイトを訪れているか、どのページが人気かなどを知ることができます。すぐにデータを活用できなくても、とりあえず連携だけは済ませておくことをおすすめします。

  • ✅ XMLサイトマップを送信しましたか?
    サイトマップは、サイト全体のページ構成を検索エンジンに伝える地図のようなものです。これをサーチコンソール経由で送信することで、検索エンジンがサイトの情報をより正確に把握しやすくなります。ホームページ作成サービスによっては、自動で作成・送信してくれるものもあります。

【育ての設定】これからサイトを成長させるためのチェックリスト

植物に水をやるようにホームページを育てていくイメージ

ホームページは作って終わりではありません。情報を更新し、手をかけていくことで、価値ある場所に「育って」いきます。そのための準備ができているか、最後に確認しましょう。

  • ✅ お知らせやブログを更新する準備はできていますか?
    新しい情報がまったくないサイトは、活気がないように見えてしまいます。定休日のお知らせや新商品の紹介など、簡単な内容でいいので、定期的に更新できる場所(お知らせ欄やブログ機能)があるか、またその使い方を把握しているか確認しましょう。

  • ✅ バックアップは取れる状態ですか?
    万が一のトラブルでサイトのデータが消えてしまっても、復元できるように備えておくのがバックアップです。利用しているサービスに自動バックアップ機能があるか、手動での方法はあるかなどを確認しておくと、いざという時に慌てずに済みます。

  • ✅ 更新作業がしやすい環境ですか?
    実はこれが一番大事かもしれません。更新作業があまりに難しいと、だんだん面倒になって放置…なんてことに。日々の更新が、SNSに投稿するような感覚で手軽にできるかは、サイトを育てていく上で非常に重要なポイントです。私たちがPAGEKitで「直感的な操作」にこだわっているのも、まさにこの「更新しやすさ」を大切にしているからです。

全部完璧じゃなくても大丈夫。でも…

ここまで読んで、「うわ、やることいっぱいだ…」と圧倒されてしまったかもしれません。でも、安心してください。最初からすべてを100点満点でやる必要はありません。

ただ、もし優先順位をつけるなら、最初の「守りの設定」だけは、できるだけ早く確認することをおすすめします。ここがしっかりしているだけで、サイトの信頼性がぐっと高まりますから。

困ったときは一人で悩まないでください

もし設定を進める中で「これってどうやるんだろう?」と分からなくなっても、大丈夫です。一人で抱え込まず、利用しているサービスのサポートに問い合わせてみましょう。
ちなみに私たちのPAGEKitでは、お電話でのサポートは行っていませんが、その分メールでのお問い合わせに力を入れています。専門のスタッフが、お客様の状況に合わせて、1営業日以内を目処に丁寧に回答するよう心がけています。技術的な質問から「どうやって集客すればいい?」といったご相談まで、いつでもお待ちしています。

せっかく誕生したあなたのホームページです。しっかりお化粧直しをして、自信を持ってお客様をお迎えしてくださいね。